心に残る講演会とミニバザーの一日
6月27日、ソファ・バラホールに145名が集い、NHKエンタープライズ シニア・プロデューサー下村幸子氏(み67)の講演会「私が見つめた人生をしまう時間(とき)」が開催されました。
「ものすごく知りたい…」という内なる声を具現化するべく、これまで数々のドキュメンタリー作品を手掛けていらした下村氏の代表作とも言えるのが、NHKBS1スペシャル「在宅死 "死に際の医療 200日の記録" 」です。
※初回放送 2020年7月、その後映画化
超高齢化時代の今、在宅の終末期医療に取り組み奔走される小堀鷗一郎医師の密着取材を通して、60を超える様々な家族の看取りの現場を自らカメラを回しながら体験された下村氏。
「大切な人の最期をどう過ごしてもらうか、在宅か、病院か。そのどちらが良いとか悪いとかではない。出来るだけ本人の希望に寄り添い『在宅死』を選択したとしても、そこにはケンカもする人間同士の『きれいごと』ではない現実がある。途中でやめたとしてもいいし『在宅死』に正解はないのです」
熱く語られたこれらの言葉にはとても重みが感じられました。
終末期医療という誰もが直面する深く切実なテーマであるだけに、質疑応答ではいくつもの積極的な問いかけがありました。同級生の声援に応じつつ、真摯にお答え下さる下村氏の温かくフレンドリーなお人柄が伝わり、まさに感動と笑顔溢れる和やかな講演会となりました。
講演会前後には各回生の販売担当するミニバザーが開かれ、ご来場の皆様にお買い物をお楽しみ頂きました。